石垣島における農業の6次産業化と環境問題について

ハイサイ

アメリカも2月は28日までしかないのか?
と、訳の分からない思考回路になっている宇根和孝です。

以前企画した「アメリカ在住の島んちゅにインタビュー」からはや3ヶ月が経ちました。
その時はご支援ありがとうございました。

今回は、そういえば匿名で

 

石垣島における農業の6次産業化と環境問題(赤土流出)についてどう思うか?

 

と、僕宛に質問が一件だけ来ていたことをふと思い出したので、それに答えたいと思います。

この記事の要約
  • 農業=環境破壊という前提
  • 赤土流出問題についての答え→分からないです。(考えたいので課題と解決案が出ない背景を教えて欲しいです)
  • ホテル開発については慎重になった方がいいと思おう

以上が結論です。w
それ以上の答えはないです。ただ以下にグダグダ書いているので時間があれば見てもらえればと思います。


質問ありがとうございます!あと、返事大分遅れて申し訳ないです。

南の同級生と言うことは、僕の妹の同級生にも当たると思いますが、どうも兄をやっている宇根和孝と言います。

(僕が20歳の2月はゼミの農業研修でフィリピンに行って、英語できずに撃沈していた頃と考えると懐かしい思い出が蘇ってきました)

本題に戻りまして、、


農業系の質問があってすごく嬉しいです。

環境問題に視点があると言うことは「農業+環境問題」の分野で勉強されているんですか?

その分野に関しては、勉強不足なので質問の意図を汲み取れているか分からないのですが、3つほど答えさせて下さい。(どれかが答えになってくれていれば幸いです)

僕個人的な考え、前提として

 

「農業=環境破壊」

 

であると思っています。

我々人間が、人間のために開墾し、タネを植え、人間が好む食物、収穫しやすいよな土地改良、開発を行ってきたものと捉えています。

だから農業をやっているからといって建設業、製造業とは違って環境に良いことをやっている

みたいなマインドは持たないようにしています。

農業に携わるものとして、「命を頂く」という事を伝えていきたいです。

6次産業化について

 

僕の考える6次産業化の定義は「より付加価値をつけて消費者に届ける」です。

極端な話、そこらへんに生息しているオオタニワタリを収穫して、パッケージや自分のサインを加えたりして販売、それでもニーズがあるならOKだと思っています。

二次、三次に関してはやり方は様々でしょう。

ただ、

 

農産物または畜産物を生産する自然破壊者として「利益を生み出さない」ことは悪

 

だと考えています。

利益を生まない会社は社会にとって悪であるように、農業も同じであると考えています。

農家の使命は作ったものを消費者に届けるコトだと考えています。

最大化した利益から環境保護への資金を当てることで経済を回すことができる等、人間にとっても自然にとってもフラットな状態を作り出せると思います。

6次産業化の事例1(ミルミル(ジェラード直営店)を手掛ける伊盛牧場

 

例えば、八重山ヒト大学の記事にも書きました伊盛牧場さんが手掛けるミルミルは、台風の多いこの島で、規格外(価値の高くない作物)をより定価に近い価格で買取り、自社の乳製品と掛け合わせることで、ユニークな商品を販売することができています。さらに自社だけでなく、他社(農家)の利益までも確保するというエコシステムを作り出しました。

もう一つの例を挙げます。

6次産業化の事例2(冷凍技術を活かして、フードロスを無くすDaybreak株式会社)

 

僕は以前に冷凍機の会社でインターンをしていました。

規格外の果実を冷凍技術を活かして、「廃棄から価値のある商品に生まれ変える」ような取り組みをしています。(腐りの早い作物を瞬間冷凍で旨味を閉じ込めることで、東京や海外にまで展開できる)

農家としても、これまで最大限加工してもジャムやジュースになっていたものを冷凍技術と組み合わせることで付加価値をつけることができます。

上記、二つに言えるのが、「一次産業者のミスをカバーする」的な言葉で伝えれば伝わりますでしょうか。

それが6次産業化の形だと思っています。

ミスは起こりますが、農家が直売(ミスを他で補う)できる選択肢を持っていること、そして農家がストーリーを売れることが鍵だと思います。

赤土流出やホテル開発

赤土流出について

正直、この問題については、「流出した赤土がサンゴに悪影響をもたらす」程度にしか分かっていません。(農家さんや、農作物に原因があるならまだ当事者(農家)になれていない僕から言うことはあまり意味のない回答かもしれません。)

これは行政側の取り組みになるんですかね?そうであれば、農家側に対策案を飲んでもらうようなメリット or 逆に罰のようなものが制定されているのですか?気になります

⑴で挙げた、自然破壊者としての自覚の欠如が課題なのかも知れませんね

課題と解決策案等あればぜひ教えて欲しいです。

ホテル開発について

これは結構深刻な問題だと思います。

石垣島において外資系の企業は7割にも及ぶとされています。

彼らも企業である以上、時代の流れを見て、経済が動く場所に上手く拠点を起き、利益を最大限に上げることを使命としています。

今でこそ観光客が多いこの島ですが、これまでの観光業を支えてくれていたのは確かで、雇用も創出しています。それは素晴らしいことなんですが、我々島民が手に及ばなくなるまでに力が大きくなりました。

記事にも書きましたが、彼らが広げた網によって、観光客数の増加に比べて島民、市にお金がおちなくなりました。表現が正しいか分かりませんが、彼からは魚を取るだけ取って、シーズンが去れば撤退すると思います。コモディティ化された島は魅力を失い、残された島民の暮らしは保障されません。

世界的の動きを見ると、東南アジアの中間層の人がお金を持つようになり、10年前に比べてお金を旅行に当てる人が増えています。リゾート地がホテル開発に急ぐ中、周りがそうするなら八重山はあえて変わらないというポジションを取るべきという持論をがあります。

ホテルが足りないなら、料金を高くすればいいと思います。それでも訪れたい人達を丁寧に迎え入れてあげることが、来島者の質にフィルターをかける効果もあると思います。

ただ、

 

  • 観光客増加に対する施策への主導権を掴めていない(ホテルの主が外資)
  • そこに雇用が流れる

 

みたいな体質がこの島の課題だと思います。

小さくても多数、島民がコントロールできる程度のサービスの輪を作り、長期的な目線で物事を考えられる事業者を増やすことが僕の作りたい未来でもあります。

最後に

 

僕はこの島の課題(沖縄県全体)は「お金」のリテラシーの低さだと思います。

もちろん高校までで習う科目でもありませんし、なんかあんまり話さないことで、なんくるないさーみたいな位置にあると思います。でも、沖縄県のほとんどの問題の根本にお金の知識がないことに問題があります。

お金で幸せは買えるのか?的な話になると思いますが、不幸を防ぐパワーはあると思います。
(DVや離婚が多いのは人が原因でなく、経済環境にあると思います)

多角的な視点で物事を見る事ができれば、何に投資をすれば島のためになるかは判断できると思います。ただ、情報不足、リテラシーの低さから不安を抱き、短期的な利益を求めて、適正な判断ができない状態にあると思います。

これでは反対勢力に力を付けさせないように、貧困を促した参勤交代となんら変わりはありません。(僕らがお金について知らないのも、あえてそういった教育がされているからだと思います。)

今では自衛隊基地問題で島が揺れています。そして民意(住民投票)が通らない島になってしまいました。

事業者として、島に関わろうとすると島の行政に直面し、政治が事業に大きく影響してきます。

情報を鵜呑みにしない批判的思考を持ち、自分の意思で判断できる人間が一人でも増えればこの島はさらに良くなると思います。

経済的自立ができて初めて本土復帰だと思っています。

農業を営む→赤土を流出する可能性がある→サンゴに影響がある→観光業に影響がある→島全体に影響がある=自分に影響がある。

と、島全体を考えるきっかけが「赤土流出防止の重要性」に繋がるのかなと。

追記:長々と好き勝手に書きましたが、ほぼ参考にしなくて大丈夫ですw

現場も知らない外野の意見ほど無意味なものはないです。

ただ、外野にいるうちに将来の自分へのメッセージを含めて色々書いていたりします。

いつかお互いに関われるといいですね。

 

宇根和孝

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